ブスのマーケティング戦略読みました。
スラスラ読めてすごく面白かったです。
まずはじめに、この本の目的は2つあります。
1. ブスの幸せな結婚
2. ブスの経済的な自立
このように、本の目的を明確に提示してくれると、読み手としても嬉しいですね。ただ、今回は自分事に置き換えて読みたいと思ったので、ブサイクが幸せな結婚をするには?ブサイクが経済的な自立をするには?という頭で読みました。
本書では、ブスの定義を、ビジネス市場・恋愛市場において、「見た目を武器にできない人」にしておこ う。
こんな感じて、本のメインテーマを定義している本は、個人的にアタリだと思ってます。メインテーマが定義されていないと、読み進めてもふわっとした感じになってしまうので、ノウハウ本を読むときは、メインテーマが定義されているかどうかを見ることをおすすめします。
今回のメインテーマ「ブス」の定義を、見た目を武器にできない人という言葉のチョイスがすごく好きです。見た目を武器にできないというのは、小中高専の時の自分に当てはまるので、めっちゃうなずきながら読みました。
自分を商品と考えたとき、 見た目はパッケージにあたる。
これは、なるほどなーってなりました。今まで見た目に気を使ってましたが、磨くということはせず、最低ラインを超えてればいいと思ってましたが、仕事をする上で、取引先に自分がどう見えるか意識した際に、商品としてはいまいちだなと、自分自身でも感じました。また、商品(自分や他人)が並んだとき、だれが選ばれるかという意味でも、見た目を磨いておくことの重要性に気付かされました。
顧客である上司のニーズは「人柄のよさ」「仕事の頼みやすさ」なのに、資格を取っても無意味だ。彼女がとるべき行動は「資格や能力」が評価される場所への転職か、「仕事を頼みやすい」と思ってもらえる商品改良かの二択である。
あるあるー。職場でもっと頑張ろうとして、同僚、上司、取引先のニーズを把握せずに、突っ走るやつだー。
・自分の市場価値を高めようとして、資格をとるのに専念してる人いるけど、就職先で全然役に立たない。
・好きな人に振り向いてもらいたくて、一生懸命勉強して良い点取るけど、好きな人にとって点数なんてどうでもいい。
・テスト勉強めっちゃしたけど、出題範囲ずれちゃってるやつ。
現状把握と、相手の求めているものを見極めずに、ただ頑張って、空振りして、自己嫌悪に浸るやつ。あるあるだわー。
自分を過信して持ってもいない「強い意志」に期待するより、先に「行動せざるをえない状況」をつくったほうが、実際に動ける。
5年前は、頑張ればなんとかなると思ってたけど、頑張ってもどうにもならないということと、間違った方向に頑張ったところで、成果は出ないってことに気づいた。そのうえで、環境をどう見方につけるか今でも考えてる。その答えがこれだなーって、最近思う。「行動せざるをえない状態を作る」これだよねー。ただ闇雲に自分を追い込むのは良くないけど、戦略を練った上での、自分を追い込むのはありだよね。行動せざる得ない状態。ほんとこれ。宣言しちゃうのも1つの手だよね。
「いくつも武器を持て」と言ってきたが、主軸の武器がさびていてはダメ。
ほんとこれ。いくつもの武器をもつために、メインの仕事ほっといちゃうやついる(自分含めて)。主軸の武器を何にするか決めたら、主軸の武器はいつも研いでおかないと戦えない。メインウェポンが強いのは当たり前。サブウェポンは、メインウェポンの引き立て役となるように鍛えていくのが吉。
私の大好きな作家・水野敬也さんの出版社である文響社様からのメッセージなのである。
自分も水野さんの本、大好き。超具体的ですぐに使えるノウハウが載ってて、LOVE理論はバイブルと化してる。この本の読みやすさは水野さんの影響大きいんだろうなーと勝手に思った。
自分を客観視し、相手の気持ちを想像して、行動すること。
これに尽きるよね。プライベートも仕事も、常に前進し続けるにはほんとこれ。自分を客観視するのは苦痛を伴うし、時間もかかるし、答えなんてないから難しく感じるけど、ただ自分と向き合う回数が少ないだけで、なんどもやってれば、自分という人間がどんな生き物なのか見えてくる。そのうえで、相手の気持を想像して、自分には何が出来るのか考える。成長ってこれだよね。あと行動が伴わないと、何も起きないから、なにごとも行動だよね。