残酷すぎる成功法則 その4「人脈と幸福」:レビュー

残酷すぎる成功法則学び多すぎ。読んでて飽きない。

ネットワークをつくる手っ取り早い方法は、街角で名刺を配ることではない。長年の友人たちと旧交を温めることだ。そうすれば、後ろめたさは微塵もない。彼らはすでにあなたの友人なのだから。ただここ一年近況を報告し合っていないだけだ。

自分は人とのつながりを「人脈」という言葉にするのが苦手だ。何かの資源とでもいいたいのか、人を何だと思っているのか。人脈作りと言いながら、セミナーや異業種交流会に参加する人の中で、実際に人脈を作れた人はどれだけいただろうか?

人とのつながりは作ろうとしてできるのはなく、つながりを大切にした結果、さらに繋がっていく。そう思う。だからこそ「脈(すじ立ってつづくもの。)」なんだと思う。そういう意味での人脈なら好きになれそうだ。

あなたのために特別に骨を折ろう、とメンターが思ってくれるのはどんなときだろう?それは、考えられるすべての途を試したが、もはやメンターの助けなしには万策尽きました、とあなたが証明できたときだ。

行動してない人からの質問を苦痛に感じる時がある。その理由を改めて考えてみると、行動したらすぐに答えがわかることを質問してくるから苦痛だとわかった。自分が助けたいと思う人はいつも行動してる人だ。だからこそ自分も、行動を止めないように行こう。死ぬまで行動しよう。

1幸福感 人生から喜びと満足感を得ていること
2達成感 何らかの業績でほかに抜きんでていること
3存在意義 身近な人びとに、ポジティブな影響を及ぼしていること
4育成 自分の価値観や業績によって、誰かの未来の成功を助けていること
これらを「ビッグ・フォー」(幸福の四要素)と呼ぶ。

30歳を超えたあたりから、特に幸せを感じるようになったのは、このビッグ・フォーに当てはまるからだとわかった。仕事のできる範囲が広がり、成果も出始め、仲間や後輩が増え、教えることの楽しさを学んだ。会社に入った頃は、教えてもらうことばかりで、成果は出ず、存在意義を感じる機会が少なかった。

だからこそ、自分のチームに入ってくれたメンバーには、達成感と存在意義を特に与えるように意識している。言語化できてなかったことが言語化されてスッキリした。これからのメンバーには教育の達成感も引き継いでいけるよう仕組みを変えていこう。

ナッシュとスティーブンソンはまた、これらビッグ・フォーにつながる行動も提示した。
1幸福感=楽しむ
2達成感=目標を達成する
3存在意義=他者の役に立つ
4育成=伝える

自分のチームが大切にしているものがすべて入っていた。

  • 正しいよりも楽しいこと。
  • 闇雲に走るよりもゴールを決めて走ること。
  • 人にポジティブな変化をもたらすこと。
  • 価値観を発見、共有すること。

まだまだ楽しいことができると感じるので、最高に楽しいチームをこれからも育てていこう。いや、「育てる」なんておこがましいから、一緒に成長していこう。